2018 第1回アジアラグビー交流フェスタ

大会レポート


2018年10月、アジア初開催となるラグビーワールドカップ2019日本大会を1年後に控え、アジア地域でのラグビーの普及・発展、世界大会を目指す青少年のアジアレベルでの交流・育成を目的としたアジアラグビー交流フェスタが福岡県にて開催されました。

アジア諸国・九州のU14の少年ラグビーチームが参加し、バングラデシュ、ブルネイ、マレーシア、フィリピン、スリランカ、チャイニーズ・タイペイ、マカオから9チーム、福岡、長崎、大分から6チームの全16チームが集まりました。

10月6日から8日までの3日間に渡るプログラムが組まれ、ラグビーの技術向上と国際交流を中心とした内容となりました。

初日の午前中には参加選手向けのXラグビー講習会・ラグビークリニックを実施。選手たちは女子セブンズ日本代表コーチによる競技力向上のための指導を受けました。
午後は「宗像サニックスVSトヨタ自動車」の試合を観戦しました。トップリーグの試合に興奮しながらも真剣なまなざしでプレーを見ていました。

2日目は3日間のメインであるXラグビー交流大会が春日公園球技場で開催されました。天候にも恵まれ、青空の下に全参加チームがずらりと並び、開会式が行われました。

試合前の会場には緊張感のある雰囲気が漂っていました。チームごとに作戦を練り闘志を燃やす選手たちの姿から、気合十分な様子が伝わってきます。そして、ついに試合開始の合図とともにキックオフ。1日目の講習会で学んだことをさっそく取り入れながら、果敢にトライを目指します。


試合は16チームを4チームずつ4プールに分けたプール戦を行ったあと、各コート同順位チームによるブロック戦を行う方式で進められました。

ハーフタイムには和太鼓の演奏やチアリーディングのパフォーマンスなどもあり、大会を盛り上げました。

本大会は多数のメディアからも取材を受け、注目を集めました。応援サポーター団体、協賛企業、ボランティア等、多数の方の協力により大会の成功へとつながりました。

全試合が終了し、笑顔と充実した表情を浮かべる選手たちからは今大会が有意義なものになったことがうかがえました。閉会式では各国にプレゼント贈呈式も行われ、最後は夕日を背に全員で「アジア交流宣言」を唱和し、2日目の幕を閉じました。


【動画】2日目のショートムービー

3日目は福岡市内で開催された「福岡市民スポーツフェスタ2018」に参加しました。「福岡市民スポーツフェスタ」はスポーツの楽しさを体験したり日本文化体験や地域交流を目的としたイベントです。そこで行われたタグラグビーの交流大会では各国・地域ごとのチームではなく、混成チームで試合に挑みました。選手たちは言葉の壁を越えてコミュニケーションを取り合い仲を深めました。

夜には第2回に向けて、海外の選手たちで次回以降の記念メダルのデザインを考えました。各チーム、クオリティの高いデザインが出来上がりました。


3日間のプログラムを終えた選手たちは10月9日の帰国のフライトまでの間に観光やショッピングを楽しみました。ラグビーを通した交流だけではなく、日本、福岡の文化にも触れ、満喫した様子でした。


【動画】大会ダイジェスト映像